東証14時、下げ幅120円超 ほぼ全面安 円の高止まりも重荷
- 2012/7/20 14:25
20日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大。前日比120円ほど安い8600円台後半で推移している。後場寄り直後に金融株に売りが膨らんだほか、株価指数先物にもまとまった売りが出て主力株は全般的に下げ幅を拡大した。その後安値圏で一進一退となっている。日経平均は全体の8割が下落するほぼ全面安の展開。NECは1980年以降で初めて100円を下回った。
市場ではロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正捜査疑惑の先行き不透明感から金融株を売る動きが強まったとの見方のほか、「日銀が追加の金融緩和を見送る公算が高く、円相場の先高感が出てきた中であらためて日本株を売る動きが出ているのではないか」(岡三証券の石黒英之日本株式戦略グループ長)との声も聞かれた。ANAの増資に応じる投資家が換金ため保有株を売っているとの指摘もある。
東証株価指数(TOPIX)も下げ幅拡大。
14時時点の東証1部の売買代金は概算で6408億円、売買高は同11億1623万株だった。下落銘柄数は全体の81%にあたる1363、上昇銘柄数は219、横ばいは89だった。
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