2012年8月23日木曜日

パンダの赤ちゃんお披露目


パンダの赤ちゃんお披露目 開園前から2千人 和歌山

写真:母親の「良浜(ラウヒン)」に抱かれ母乳を飲むジャイアントパンダの赤ちゃん=23日、和歌山県白浜町拡大母親の「良浜(ラウヒン)」に抱かれ母乳を飲むジャイアントパンダの赤ちゃん=23日、和歌山県白浜町
写真:パンダの赤ちゃんを一目見ようと展示室(右)の前には大勢の来園者が列を作った=23日、和歌山県白浜町拡大パンダの赤ちゃんを一目見ようと展示室(右)の前には大勢の来園者が列を作った=23日、和歌山県白浜町
 和歌山県白浜町の観光施設「アドベンチャーワールド」で、今月10日に生まれたジャイアントパンダのメスの赤ちゃんの一般公開が23日午前、始まった。子ども連れの家族ら約2千人が開園前から詰めかけ、母親の「良浜(ラウヒン)」に抱えられた赤ちゃんを目にすると、歓声をあげて喜んだ。
 同園では赤ちゃんを含め国内で最多の9頭のパンダが飼育されている。この日午前10時からの1回目の公開では、良浜に抱かれて母乳を飲む赤ちゃんの姿が見られた。徳島県石井町から家族で来た小学2年生近藤穂佳(ほのか)さん(7)は「だっこされている赤ちゃんがちょっとだけ見えた」と笑顔で話した。
 一般公開は、午前10時と午後3時からの1日2回。体調などによって変更や中止になる場合もある。問い合わせは案内専用ダイヤル(0570・064481)へ。

関連リンク

家庭の節電率11% 


家庭の節電率11% 今夏、関電の目標クリア

関連トピックス

 関西電力管内の今夏の家庭の節電率(推計)が2010年比で11%となっていることが分かった。関電が電力不足を理由に求めている10%以上の節電について、家庭はクリアしていることになる。関電は23日、管内の自治体などでつくる関西広域連合に今夏の節電状況を報告する。
 関電が7月末に発表した節電率の推計値は家庭は約9%だった。11%は今月20日までのデータを入れたもの。工場などの「大口」や、中小企業やスーパーなどの「小口」もそれぞれ、7月末時点の約12%、約7%より上積みされたとみられる。
 政府と関西電力は5月、原発の再稼働が見込めず、電力不足で停電が起きる可能性があるとして、猛暑だった一昨年比で15%以上の節電を要請することを決定。その後、大飯原発が7月にフル稼働したため、10%以上に緩和した。

2012年8月22日水曜日

討論型世論調査:「原発ゼロ」46.7%に増加


討論型世論調査:「原発ゼロ」46.7%に増加

毎日新聞 2012年08月22日 11時37分(最終更新 08月22日 12時46分)
討論型世論調査の参加者が支持する各選択肢の構成比
討論型世論調査の参加者が支持する各選択肢の構成比
 新たなエネルギー政策の策定に向け政府が今月実施した「討論型世論調査(DP)」の実行委員会は22日、調査結果を発表した。2030年の総発電量に占める原子力発電の比率について「ゼロ」を支持した参加者の割合は、討論実施前の41.1%から46.7%に増え、「15%」と「20〜25%」を含めた3案の中で最大となった。「15%」と「20〜25%」の2案は横ばいか減少した。
 「15%」を最も高く支持した人の割合は討論前後で18.2%から15.4%に減少、「20〜25%」は13.3%から13.0%とほぼ横ばいだった。
 エネルギー政策を考えるうえで最も重視する項目を聞く質問では、「安全の確保」を挙げた人が討論前の74.0%から討論後に80.7%に増え、「エネルギーの安定供給」(15.8%)や「コスト」(2.1%)を大幅に上回った。討論には原発の専門家らも加わり質疑に応じたが、それでも安全性を信用できない参加者が多かったことが調査結果に反映されたとみられる。

2012年8月1日水曜日

被爆証言を7ヵ国語翻訳


被爆証言を7ヵ国語翻訳、ネットに 京都外大が国連と協力

10カ国語の翻訳字幕が付いた被爆者のインタビュー映像。写真は森田隆さん=国連のウェブサイトより
10カ国語の翻訳字幕が付いた被爆者のインタビュー映像。写真は森田隆さん=国連のウェブサイトより
 京都外国語大の学生や教員が翻訳し、字幕にした在外被爆者6人のインタビュー映像を、国連が1日からインターネットで公開する。大学が全10カ国語中、フランス語やドイツ語など7カ国語を担当。学生は「核兵器廃絶への願いが世界に届いてほしい」と願っている。
 インタビューの発信は国連の潘基文事務総長が2010年8月の広島平和記念式典で提唱した。広島や長崎で被爆した後に海外で暮らしている被爆者の体験を記録している映画監督の竹田信平さんが映像と英語訳を提供した。被爆証言の発信に取り組む京都外大の長谷邦彦教授に協力依頼があり、大学を挙げて作業に取り組んだ。
 日本人学生や留学生、教員約60人が被爆者12人のインタビュー映像について7カ国語の字幕を作っている。今回は米国とメキシコ、ブラジル、ペルー、ボリビア在住で日本出身の男女6人の映像を公開する。
 広島で被爆し、現在はブラジルで食料品店を営む森田隆さんの韓国語訳は、日本語学科4年の林山璟(リムサンギョン)さん(22)が担当した。現地で語り部活動を続けている森田さんの姿に「思い出したくない記憶のはずで、すごいと感じた。同じ人間として核兵器を二度と使ってはならないと思った」と話す。
 長谷教授は「日本ではなく南北アメリカ大陸の被爆者証言が紹介される。被爆者をグローバルな存在として認識してほしい」と期待する。映像はhttp://www.hiroshima-nagasaki.comで。残り6人の映像は10月に公開予定。