討論型世論調査:「原発ゼロ」46.7%に増加
毎日新聞 2012年08月22日 11時37分(最終更新 08月22日 12時46分)
新たなエネルギー政策の策定に向け政府が今月実施した「
(DP)」の実行委員会は22日、調査結果を発表した。2030年の総発電量に占める原子力発電の比率について「ゼロ」を支持した参加者の割合は、討論実施前の41.1%から46.7%に増え、「15%」と「20〜25%」を含めた3案の中で最大となった。「15%」と「20〜25%」の2案は横ばいか減少した。
「15%」を最も高く支持した人の割合は討論前後で18.2%から15.4%に減少、「20〜25%」は13.3%から13.0%とほぼ横ばいだった。
エネルギー政策を考えるうえで最も重視する項目を聞く質問では、「安全の確保」を挙げた人が討論前の74.0%から討論後に80.7%に増え、「エネルギーの安定供給」(15.8%)や「コスト」(2.1%)を大幅に上回った。討論には原発の専門家らも加わり質疑に応じたが、それでも安全性を信用できない参加者が多かったことが調査結果に反映されたとみられる。
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