2012年9月24日月曜日

うるさい人撃退 装置開発

うるさい人撃退 装置開発の日本人にイグ・ノーベル賞

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写真:迷惑なおしゃべりを邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」=栗原一貴・産業技術総合研究所研究員提供
拡大迷惑なおしゃべりを邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」=栗原一貴・産業技術総合研究所研究員提供
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 人を笑わせ、考えさせる科学研究などに贈られる今年の「イグ・ノーベル賞」の授賞式が20日、米マサチューセッツ州のハーバード大で開かれた。おしゃべりが過ぎる人を邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」を開発した産業技術総合研究所の栗原一貴研究員(34)と、科学技術振興機構の塚田浩二研究員(35)が音響学賞を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は6年連続。
 間髪入れずに相手から言葉を返されるとしゃべり続けられなくなることが一般的に知られている。スピーチ・ジャマーはこの現象を利用。おしゃべりが過ぎる人の言葉をマイクで捉え、その音声をスピーカーから数百ミリ秒(1ミリ秒は1千分の1秒)遅らせてそのまま相手に投げ返すことでおしゃべりを邪魔する仕組みだ。痛みは感じないという。しゃべっている相手にのみ作用するため、周囲の人には影響しないという。(中村浩彦)

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