光合成する?しない? 世界初のランの雑種、開花成功
光合成するランとしないランの雑種=26日、国立科学博物館筑波実験植物園 |
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【山本智之】光合成をするランとしないランの雑種を作り、開花させることに世界で初めて成功したと国立科学博物館が26日発表した。光合成をしているとみられるが、今後、詳しく調べるという。
2006年、光合成をする「スルガラン」としない「マヤラン」を人工交配させて種をとり、ガラス瓶の中で培養を続けてきた。今月中旬、3~4センチの花が咲き始めた。花びらは薄い黄緑色で、赤紫色のまだら模様がある。
ふつうの植物は太陽の光を浴びて光合成し、栄養を作り出す。しかし、ランやギンリョウソウの仲間などは光合成をやめる特殊な進化をとげた。光合成をしない維管束植物は、世界で400種近くが知られている。日本や東南アジアなどに分布するマヤランもその一つで、葉をもたずベニタケなどの菌類に寄生する。
2006年、光合成をする「スルガラン」としない「マヤラン」を人工交配させて種をとり、ガラス瓶の中で培養を続けてきた。今月中旬、3~4センチの花が咲き始めた。花びらは薄い黄緑色で、赤紫色のまだら模様がある。
ふつうの植物は太陽の光を浴びて光合成し、栄養を作り出す。しかし、ランやギンリョウソウの仲間などは光合成をやめる特殊な進化をとげた。光合成をしない維管束植物は、世界で400種近くが知られている。日本や東南アジアなどに分布するマヤランもその一つで、葉をもたずベニタケなどの菌類に寄生する。
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