2012年5月27日日曜日

日食で測定 太陽の半径は69万6010km


 太陽の半径は69万6010キロ、誤差は20キロ。21日朝にあった金環日食を利用して、天文学者らで作るプロジェクトが太陽の大きさを正確に測り、24日発表した。これまでの測定より精度が大幅に高まった。
 太陽の半径は約69万6千キロとされるが、光に包まれて輪郭がはっきりせず、海外での最近の測定例でも誤差が50~100キロと大きい。
 今回は金環日食で起きる「ベイリー・ビーズ」という現象を観測することで測定した。ベイリー・ビーズとは、月と太陽の縁が重なる瞬間、月の表面の凹凸を反映して、金環が途切れて光の粒(ビーズ)になる現象だ。全国の観測地点で参加者が、GPSで正確に時計を合わせ、ビデオカメラでベイリー・ビーズを撮影した。鹿児島から福島まで23カ所で測定したうち11地点で高精度のデータが得られた。
(朝日新聞ニュース)
日本の高い観測技術で測定に成功した。

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