関西電力は21日、ピーク時間帯(午後1時~同4時)の節電を促すための家庭用の新たな電気料金プランの詳細を発表した。「季時別電灯PS」の名称で同日から受け付けを始めた。ピーク時の料金を割高にするプランで、適用期間は7月1日~9月30日まで。契約数は2万~4万口、節電効果は0・2万~0・3万キロ・ワットを見込む。関電は「暮らしにあった料金プランを選び節電に協力してほしい」と呼びかけている。
これまで設定されていた料金プランは▽使用量に応じて単価が3段階で変化する「従量電灯A」(契約は約903万口)▽夜間の電気料金が格安となる「時間帯別電灯」(同約18万口)▽オール電化世帯などを対象とした「はぴeタイム」(同約90万口)の3種類だった。
今夏に導入する季時別電灯料金は、ピーク時間帯の料金を現在の時間帯別電灯の約2倍の1キロ・ワット時あたり52円82銭に引き上げる。オフピーク(午前7時~午後1時、午後4時~午後11時)時の料金は1円程度引き下げ20円62銭~27円94銭とする。ピーク時の料金は夜間(午後11時~翌日午前7時)の約6倍とし、日中の節電を促す。
新料金プランを選ぶためには、時間帯別に電気の使用量が計測できるスマートメーターが必要。関電は契約者に無償で設置工事を行う。
(2012年5月22日 読売新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿