EV充電器:日本・欧米・中国が独自規格 統一は遠く
毎日新聞 2012年06月01日 21時42分(最終更新 06月01日 22時29分)
電気自動車(EV)普及のカギとなる急速充電器(QC)の規格を巡り、日本メーカーが開発した「CHAdeMO(チャデモ)方式」の広がりに待ったをかける動きが世界的に拡大している。国際電気標準会議(IEC、本部・ジュネーブ)が来夏をめどに世界標準の承認作業を進める中、米独自動車大手のほか、中国がチャデモとは別の独自規格を打ち出した。EVビジネスの主導権を奪う狙いがあると見られるが、IECはいずれも承認し複数規格を併存させる見通し。各メーカーは地域ごとに仕様を変えるなどの対応を迫られそうだ。
EVの課題は、1回の充電で走行できる距離の短さ。例えば三菱自動車の「アイミーブ」は180キロで、同タイプのガソリン車(650キロ)に比べ約4分の1。また、家庭電源を使った場合、フル充電まで約7時間かかることから、30分で約8割まで充電できるQCの広がりがEV普及のカギとされる。
EV充電器の国際規格統一が遠のいたことは極めて残念である。
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