保険料の国民負担を国民所得に対する割合で比較してみる。国民負担率は米国30%、日本38%、英国46%、フランス60%で主要7カ国の中で日本は2番目に低い。消費税のみを引き出すと日本は7%、フランス15%と欧州にくらべて低い。しかし負担率が低いから増税すればいいというわけではない。国民所得に対して社会保障の支出規模は、米国20%、日本26%、フランス38%である。消費税が10%に上がると国民負担率は一段と上がるが、社会保障の充実分は13兆円のうち3兆円しか見込まれていない。社会保障の充実を忘れた増税法案である。
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