エジプト大統領選:イスラム派勝利宣言 モルシ氏過半数と
毎日新聞 2012年06月18日 11時49分(最終更新 06月18日 11時53分)
【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」による独裁崩壊後初のエジプト大統領選は17日夜、終了し開票作業が始まった。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は18日未明、独自集計の結果、自派候補で自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)が、前政権時代最後の首相アフマド・シャフィク氏(70)を破り、勝利したと発表した。選挙管理委員会の公式発表は21日の予定だが、海外主要メディアは勝利宣言を速報した。
一方、昨年の民主化闘争後、国を暫定統治してきた軍最高評議会は17日、3月の国民投票で承認された憲法改正案を修正し、軍政が大統領権限の一部や議会機能を引き継ぐと発表した。軍部の一層の支配強化につながる内容で、大統領選の結果判明前に先手を打った形だ。
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